神からの十の戒め

出エジプト記20317


第一

「あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。」


第二

「あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。 上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。 それらを拝んではならない。 それらに仕えてはならない。 あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神、わたしを憎む者には、父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。」


第三

「あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。 主は、御名をみだりに唱える者を、罰せずにはおかない。」


第四

「安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。 六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。 しかし七日目は、あなたの神、主の安息である。 あなたはどんな仕事もしてはならない。 あなたも、あなたの息子、娘、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、また、あなたの町囲みの中にいる在留異国人も。 それは主が六日のうちに、天と地と海、またそれらの中にいるすべてのものを造り、七日目に休まれたからである。 それゆえ、主は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言された。」


第五

「あなたの父と母を敬え。 あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。」


第六

「殺してはならない。」


第七

「姦淫してはならない。」


第八

「盗んではならない。」


第九

「あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。」


第十

「あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。」


イエス様はこの律法の範囲を広げられました

マタイ521-22

「昔の人々に、 “人を殺してはならない。人を殺す者はさばきを受けなければならない。” と言われたのを、あなたがたは聞いています。 しかし、わたしはあなたがたに言います。 兄弟に向かって腹を立てる者は、だれでもさばきを受けなければなりません。 兄弟に向かって “能なし。” と言うような者は、最高議会に引き渡されます。 また、 “ばか者。” と言うような者は燃えるゲヘナに投げ込まれます。」


マタイ527-28

「“姦淫してはならない。” と言われたのを、あなたがたは聞いています。 しかし、わたしはあなたがたに言います。 だれでも情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです。」


マタイ543-44

「“自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め。” と言われたのを、あなたがたは聞いています。 しかし、わたしはあなたがたに言います。 自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。」


ヨハネ1334

「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。 あなたがたは互いに愛し合いなさい。 わたしがあなたがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」


ヨハネ1512-13

「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。 人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。」


ヤコブ210

「律法全体を守っても、一つの点でつまずくなら、その人はすべてを犯した者となったのです。」

これらの律法の目的

ローマ319

「さて、私たちは、律法の言うことはみな、律法の下にある人々に対して言われていることを知っています。それは、すべての口がふさがれて、全世界が神のさばきに服するためです。」


ガラテヤ324

「こうして、律法は私たちをキリストへ導くための私たちの養育係となりました。 私たちが信仰によって義と認められるためなのです。」


神の律法に関わるある重要な問題が一つだけあります。 それは人類史上、これらの律法を完全に守れた人は誰一人としていないということです。 これは大問題を意味します。 私たちは神の助けなくしては、希望が全くないのです。


ローマ323

「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができない」


ローマ623

「罪から来る報酬は死です。 しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」

イエス キリストにあって、恵みによって救われる

エペソ28

「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。 それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。」


ローマ109-10

「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。 人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」


テトス34-7

「しかし、私たちの救い主なる神のいつくしみと人への愛とが現われたとき、神は、私たちが行なった義のわざによってではなく、ご自分のあわれみのゆえに、聖霊による、新生と更新との洗いをもって私たちを救ってくださいました。 神は、この聖霊を、私たちの救い主なるイエス・キリストによって、私たちに豊かに注いでくださったのです。 それは、私たちがキリストの恵みによって義と認められ、永遠のいのちの望みによって、相続人となるためです。」


ガラテヤ216

「しかし、人は律法の行ないによっては義と認められず、ただキリスト・イエスを信じる信仰によって義と認められる、ということを知ったからこそ、私たちもキリスト・イエスを信じたのです。 これは、律法の行ないによってではなく、キリストを信じる信仰によって義と認められるためです。 なぜなら、律法の行ないによって義と認められる者は、ひとりもいないからです。」


キリストのために生きる

ローマ74

「私の兄弟たちよ。 それと同じように、あなたがたも、キリストのからだによって、律法に対しては死んでいるのです。 それは、あなたがたが他の人、すなわち死者の中からよみがえった方と結ばれて、神のために実を結ぶようになるためです。」


Uコリント515

「また、キリストがすべての人のために死なれたのは、生きている人々が、もはや自分のためにではなく、自分のために死んでよみがえった方のために生きるためなのです。」